〜笑顔があふれた、あそびログ2025 in Sapporo〜
今年の「あそびログ2025 in Sapporo」には、100名を超えるたくさんの方が遊びに来てくれました。8つのブースがずらりと並び、どのコーナーからも笑い声が聞こえてくる一日でした。子どもたちが夢中になってスイッチを押したり、保護者の方が「うちの子にもできそう!」と話したり…。見ている私までうれしくなるような光景が、会場いっぱいに広がっていました。

「どうしたらいいか分からない」から、「できた!」へ
今回のイベントは、全国肢体不自由児者父母の会とのコラボで開かれました。全国からご家族や先生方が来てくださり、あちこちで温かい会話が生まれていました。
印象に残っているのは、あるお母さんと娘さんのエピソードです。娘さんは養護学校を卒業して生活介護に通っているけれど、家ではなかなか活動のきっかけがつかめないと話してくれました。
「娘はいろんなことに興味があるのに、どうしたらいいか分からないんです」
――来場されたお母さんの言葉
そこで、スイッチ入力や特別なコントローラを紹介してみると、親子で顔を見合わせながら「わあ、動いた!」と笑顔に。あの瞬間のうれしそうな表情は、今も忘れられません。

試してわかる、「自分にもできる!」の実感
いまは、足や頭、視線などでも操作できる機器がどんどん出ています。でも実際には、「どれが合うのか分からない」「試せる場所がない」という声も多く聞きます。
だからこそ、あそびログのような体験会が大切なんだと感じます。実際に触ってみて、スタッフさんや支援者の方と話しながら試せることで、「できた!」が自信につながっていくのを、何度も目にしました。



- 来場者数:100名以上
- ブース数:8ブース
- 内容:eスポーツ・支援機器・教育支援・創作活動 など
みんなでつくる、“できる”の輪
会場では、参加された方同士が自然に声をかけ合ったり、出展者同士が情報交換をしたり…。作業療法士さん、先生、ボランティアさん、企業や自治体の方など、立場をこえて「できる」を広げる輪がどんどん広がっていきました。

次回はどこで会えるかな?
次回の開催は、旭川よりもさらに北のまちを予定しています。どんな出会いが待っているのでしょう。また、たくさんの“できた!”に出会えますように。
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スイッチで遊べるアイデアは、あそびのレシピでも紹介しています。今回来られなかった方も、ぜひのぞいてみてくださいね。